(イ)
 こういうぐあいに深く信する人達よ、すべての行者逹よ.どうぞ願くば、専一の心を以て、唯、仏陀の御語みことばのみを信仰し、自分の身を命も惜まず、押し切って、
念仏の一行に依り。仏の拾てよと仰せられる雜行雑修(ぞうぎょうざっしゅ)はこれを捨て、 仏の行ぜよと仰せられる専修正行(せんじゅしょうぎょう)はこれを行じ。仏の去()けよと仰せられる 御浄土へ往生するがよい。これを釈迦如来の御教えに隨(したが)い、諸仏如来の御心に隨い、阿弥陀如来の本願に随うと名づけるのである。 こういう行者を真の仏弟子と名づけるのである。



(ロ)
 また深く信ずるというのは、仰ぎ願わくば、一切の人々が、一心にただ仏の言葉を信じて身命を顧みず、
仏のみこころのままに、仏の捨てしめ給うものは捨て、仏の行わしめ給うものは行い、仏の行かしめ給うところは行くことである②。これを仏の教に従い、仏の意に契うと云うのであり、これを仏の願いに随順するという。これを真の仏弟子と名付ける。